内科

内科とは

内科とは

頭痛、咳、発熱、腹痛といった日常的な症状から、風邪、インフルエンザ、肺炎などの感染症、糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満などの生活習慣病、貧血、喘息、不整脈、動悸、息切れなどまで、内科一般の診療を行っています。日本内科学会認定医、総合内科専門医・指導医である院長が丁寧に診療しています。必要があると判断された場合には専門的な診療が可能な高度医療機関をご紹介していますので、お気軽にいらしてください。

こうした症状がありましたら、早めにご来院ください

風邪とインフルエンザ

似たような症状を起こしますが、インフルエンザはインフルエンザウイルスによって発症し、風邪はさまざまなウイルスなどによって発症します。

風邪

風邪

9割はウイルス感染が原因で発症するとされていて、咳、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、発熱などを起こします。重症化して気管支炎や肺炎になることがありますので、症状が軽くなったからと無理をせず、受診して安静に過ごし、しっかり治しましょう。

  

インフルエンザ

インフルエンザウイルスに感染して発症します。急激な発熱などの全身症状を起こし、咳や鼻水などの症状は後から現れる傾向があります。腹痛や下痢などの消化器症状が起こることもあります。高熱が出るなど風邪に比べて症状が重いことが多く、感染力が強いため、毎年、12月から3月に流行します。インフルエンザは、気管支炎や肺炎を併発することがありますし、重症化すると脳炎、心不全などを起こすことあります。ワクチンによる予防接種で発症や重症化を予防でき、接種は例年10月1日から翌年1月31日までの期間に受けられます。

インフルエンザ予防接種
についてはこちら

骨粗鬆症

骨粗鬆症

骨密度が減少して、骨がもろくなり骨折しやすい状態を「骨粗鬆症」と言います。とくに、閉経後の女性は骨密度が低下しやすく、進行すると背骨などが身体の重みで圧縮されるように次々と骨折してしまう場合があります。高齢の方が骨折すると、寝たきりになってしまうことが多いため、定期的に骨密度検査を受けると同時に、骨密度を低下させない予防が非常に重要です。骨粗鬆症の治療では、カルシウムなどの栄養をしっかり摂ることに加えて、負荷がかかると強化される性質を利用し、ご自身に合った適度な運動を習慣化させることも大切です。このように、骨密度低下予防を念頭においた生活を送ることが重要になります。

花粉症(アレルギー性鼻炎)

花粉症(アレルギー性鼻炎)

当院ではスギとダニを原因とするアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法を行っています。

舌下免疫療法は、アレルゲン免疫療法に含まれ、効果が持続して自然経過改善を期待できます。また、アレルギー性鼻炎以外の喘息といったアレルギー疾患の発症予防、新たなアレルゲンに対する感作予防などの可能性も指摘されています。これまで行われてきた皮下注射法と違い、重篤な副作用の報告が少なく、痛みがないことや受診頻度を低く抑えられるといったメリットがあります。
アレルゲン免疫療法は、アレルギーの抗原を体内に入れる治療法ですから、安全性が高いとはいえ不適切な使用を行えば危険性が高くなってしまいます。必ず医師の指示を守って続ける必要があります。また、即効性はなく、十分な効果を確認するまで2年以上の治療が必要です。また、季節性のスギ花粉の舌下免疫療法でも花粉が飛散しない時期も含めた治療の継続が必要です。
なお、舌下免疫療法は治療を続けても効果を得られないケースがあります。また治療で効果を得られるかどうかは事前に確認できません。こうした点もしっかりご理解いただいた上で治療を受けることが重要です。
舌下免疫療法は保険適用されるため、診察料と薬代は3割負担の場合、1ヶ月約3,000円程度です。

治療の流れ

1検査

血液検査を行い、その結果と症状からスギ花粉・ダニのアレルギーと診断されたら、舌下免疫療法が可能になります。

2ご説明

舌下免疫療法についてわかりやすくご説明します。治療における注意点、アナフィラキシーショックなどについても丁寧に伝えしています。ご理解いただいた上で舌下免疫療法をご希望されたら、実際に治療をスタートします。

3初回投与

副作用を確認するため、初回の投与は院内で行います。投与後、30分は院内でお過ごしいただいて状態を確認し、ご帰宅となります。

4翌日以降の投与

2回目以降はご自宅で投与します。医師に指示された投与内容を守ってください。

5定期的な診察

定期的に受診いただき、効果や副作用を確認します。最初は短期間で受診いただきますが、安定してきたら月1回の受診となります。

舌下免疫療法の開始時期

ダニによるアレルギー性鼻炎の治療として行う場合には、いつでも治療を開始できます。

スギ花粉症の治療として行う場合は、スギ花粉が飛散する1月~5月には治療を開始することができません。飛散時期に開始すると副作用が強く現れる可能性があります。そのため、治療開始に適した期間は、6月~12月です。なお、はじめる時期は6月~12月ですが、ご相談はいつでも可能です。

舌下免疫療法を受けられないケース

  • 5歳未満、または65歳以上
  • 重度の気管支喘息がある
  • がんや免疫系の病気がある
  • 初回投与時に妊娠中、または妊娠している可能性がある
  • 以前、舌下免疫療法で強い副作用が現れたことがある

上記以外でも、医師が開始できないと判断した場合は舌下免疫療法を行えません。

当院の内科で対応可能な病気・症状

急性疾患 風邪、上気道炎、気管支炎、インフルエンザ、肺炎、膀胱炎など
慢性疾患 高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症(痛風)、糖尿病(注射は不可です)、メタボリックシンドローム、喘息、不眠症、花粉症、アレルギー、骨粗鬆症など
症状 頭痛、発熱、のどの痛み、鼻水、咳、痰、胸痛、腹痛、嘔吐、下痢、便秘、動悸、息切れ、むくみ、めまい、ふらつき、食欲不振、倦怠感、排尿痛など